久々に土まみれになってきましたー。
ここは富士吉田。古くから富士山詣での人々を導く「御師」の宿の一角で、土壁塗りワークショップに参加してきました。
この日は20人くらいの参加者が、土壁塗りの家造りを専門にしている大工さん、左官やさんたちから手ほどきを受けて、作業開始!
土壁の最初の段階「荒壁」では、こんなふうに竹の小舞の裏側にめり込ませるのが重要だと教わり、必死でめりめり。肉団子っぽくハミ出せばOK。
いろんな役割があって、土を練る人→土を運ぶ人→塗り手に土を配る人→塗る人をそれぞれ体験させてもらいました。
配る人(「サシ」と言うそうです)が塗る人のコテ板に素早く載せていく様は、まるで「土のわんこそばや」状態!
あまり一度にたくさん載せると重くて作業しにくいし、かといって少ないと「おかわり!」が多くなる。
最初は全く噛み合わなかったのに、だんだん呼吸が合ってくると無性に気持ちよく感じられるように。
こちらは土練り。ネタに藁すさを入れたり、水を入れたりして硬さを調整中。
撮影のときは余裕の笑みを浮かべてますが、実は足腰パンパンです(笑)。
奥のプールでは、裸足になって土を練っています。
職人の皆さんが土づくりを準備いただいたおかげで、素人のワタシでも楽しく土を塗らせてもらうことができました。
今回は、夫と「八ヶ岳らしい家づくりを考える会」の仲間と一緒に参加させてもらいましたが、現地で初めて出会った人たちとも、この作業を通じて一気に仲良くなれた気がします。これも土壁のちからでしょうか。