原七郷の家

7月の炎天下での基礎工事が始まりました。
南アルプス市、標高400m地点です。
このあたりは近くの御勅使川(みだいがわ)が運んだ石がゴロゴロ出てくる扇状地と呼ばれる地形。
地盤調査をしたら、1mもいかないうちに礫質土といって石だらけの地層にぶつかりました。

もともと「原七郷」と呼ばれたこの地域は、石だらけの土地で、しかも晴れが多くて雨が降ってもスーッと染み込んで消えていくことからか、「月夜でも焼ける」と言われ、耕作に適さない土地だったそうです。
でも、見方を変えて、家を建てる地盤としては、とても水はけがよくて、沈下しない、結構よい地盤と言えます。

実際、我が家も同じエリアなので、庭を掘ると石に当たって、スコップの先が減ります(笑)。
時々うちの猫がモグラを捕ってくるんですけど、このあたりのモグラはすごい掘削技術を持っているのかも?