ふすまでイメチェン。
和室が多い昭和の家は、襖で区切られた部屋が多くて、実は壁よりも面積が大きい。
ウチもたくさんの障子や襖が入っていて、下の写真のような襖紙でした。
これはこれで「実家に帰った」感があって、懐かしいのかもしれませんが、「ふすまってこんなもんだよね」と、イメージが固まってしまうのは、ちょっぴりもったいない。
もともと襖はとっても自由で楽しめるもの。
例えば、ふすま絵のように、アートとして鑑賞できるものもあれば、唐紙のように手刷りの木版の風合いを楽しんだり、色の違う紙を市松に貼ったり、布を貼ったり。
まるで服に合わせるストールやスカーフみたいに、選ぶもので部屋のイメージがガラリと変わるのが、襖の楽しいところかもしれません。
思い立ったら張替え!簡単な方法で。
襖の枠を外して張り替えるのが本式なのですが、自分で張り替えるなら、これ。
枠を外さずに張り替える、簡単な方法です。
ウチの襖はベニヤ板に紙を貼ってあるタイプだったので、枠に沿ってカッターを入れて古い紙を剥がしました。
新しい紙も枠より少し大きめに貼ってから、枠に沿ってカッターで切るだけ。
ただし、襖がベニヤ板ではない、本襖や段ボール襖の場合は、古い紙を剥がさずに、新しい紙を上から貼るほうが失敗が少ないかと思います。はみ出た紙をカットする時は、カッターをできるだけ寝かせて優しくカットしてあげましょう。(下地の紙まで切れてしまいますのでご注意くださいませ)
以前は輸入壁紙だと1巻単位でしか手に入らなかったので敷居が高かったのですが、近頃は輸入壁紙も和紙もネットだと1枚単位で買うこともでき、好みの紙を選べるのがうれしいです。