壁をなくして、広いLDKに。
8帖の台所と8帖の和室の間に間仕切り壁があって、作って食べるところと、くつろぐところが分かれていました。これも昭和の家によくある間取り。
これを1つの空間にするには、間仕切り壁を撤去すればいいのですが、そのためには柱を動かす必要があります。ウチの場合は、ど真ん中に柱が立っていました。
この柱は梁が折り重なったところを支える大事な位置に立っていました。これをそのまま外すと細い梁が屋根の重さに耐えられず、たわんでしまいます。
こんな場合は、梁を補強してあげれば、柱がなくても屋根を支えることができます。こういう工事は鉄骨造の家では構造上も法律上もできないことが多いのですが、木造の在来工法だと問題なくできます。
住む人や暮らし方が変われば、それに合わせて間取りも変えやすいのが、在来工法の家のいいところ。
リノベで好きな間取りと強い家に。
柱を抜く前に突っ張りをいれます。 大工さんに見えますが、友人です。 梁を足したところ。 参加の記念サインいり。
梁を足して補強するついでに、地震で揺れにくいように、筋かいも入れました。
リノベの機会に耐震補強すると、時間も費用も2度手間にならないので、おススメです。