昭和49年築のマンションリノベーション

ベッドがあっても違和感のないリビングルーム

”今まで和室に布団だったけど、布団の上げ下げもしんどくなってきた。
将来のことも考えてベッドにしたいな。
でも今の間取りだと狭くて夫婦でベッドを並べちゃうと、窮屈。
それに、これまで続けてきた書道のスペースは、確保したい・・・。”

昭和49年築のマンション。6畳洋間、8畳和室と8畳のLDKという間取りでした。


まずは、それぞれの空間の役割を一緒に考えました。
どんな暮らし方なのか、何が好きなのか、不安なことは、等々。
ずっとそこで暮らしていてリノベーションする場合は、住み手さんがいいところも悪いところも一番知っています。直接リノベに関係ないようなことでも、日常生活の話を聞かせてもらうことで、プラン作りのヒントをもらうことが多いです。

こんな風に、いくつかプラン変更を経て、完成です!
まず、廊下側にある6畳間はタンスや衣類などを収納するスペースに特化するため、4帖のウォークインクロゼットに。
日当たりのよい8畳和室とLDKは間仕切りをなくして1つの大きな空間に。
廊下側の2畳分を加えて、18畳大の広い空間になりました。

加えて、1つの大きな空間にキッチンとダイニングとベッドが違和感なく配置できるように、ちょっぴり低めの仕切り壁を作りました。これでベッドを置いてもリビング側からは直接見えません。
この低めの壁は、ベッド近くに時計を置いたり、写真を飾れる棚も兼ねています。

2畳増えた分は、明るい窓辺の書道スペースに。
小さな洗い場は書道の筆洗いもできる深めの手洗いコーナーです。

床は無垢の栗に蜜蝋ワックス。ドア類はすべて無垢の杉でデザインしました。