ウチのリノベ【解体しながら考える】

農家系の家あるある

家を決めたものの、都会の家と違って、農家系の家はとにかく家が広い、和室が多い。
ウチの場合6DKですが、5部屋は畳の和室でした。
畳はゴロンとできて気持ちよくって、とても好きなのですが、リビングや仕事部屋は椅子を使うから板の間がいいねということで、畳は1部屋を残して撤去することになりました。

ただ、持ち上げてみると、今はほとんど使われない昔ながらの本わら床の畳でした。
本わら床の畳は、発砲スチロール芯の畳と違って、外に積んでおけば糸以外は自然に還るエコな素材。ただ、土に戻すにはもったいないくらいしっかりしていて、もうひと頑張りできそうな状態でした。
そこで畳を「断熱材」として再利用することにしました。

別棟の工房は、断熱材が入っていなかったので、畳をそのまま壁に取り付けてみました。
断熱の効果のほかに、木工機械から出る音も吸い込んでくれる「吸音材」としても役立ちそうです。
この工房も母屋と同じ在来工法。モジュールが同じなので、畳がぴったり張れました。

夏のリノベにはおフロが欲しい!

広い家を一気にリノベするのもよいのですが、私たちの場合、引っ越し期限が迫っていたこともあって、荷物を置く部屋と風呂とトイレを先に直すことにしました。
地元の設備屋さんにお願いして、解体開始。

幸いコンクリートブロックを高く積んであったので、構造に関わるような部分には腐れがほとんどありませんでした。
といっても窓下の木枠は腐れてボロボロになってました。
築40年くらいの家をリノベすると、たいていおフロ場はこんな感じになっていることが多いですが、
傷んだところを切り取って、新しい木枠をつければ解決。
構造に関わる柱や土台が傷んでいても、部分的に入れ替えることができます。
これも在来工法のいいところ。

おフロの窓枠が傷むのは、雨漏りやシャワーのせいというよりも、長年の結露が原因のことが多いと感じます。
風呂場の湯気が窓で冷えて水滴になり、タイルのヒビから入り込む。これを繰り返しているうちに腐ってきます。
今タイルのおフロを使っている人は、風呂上りに換気をよくして、できれば窓の水滴はふき取っておくと家も長持ちしますよー。

さて、おフロを先に直すことにしたのは、夏だったから。
リノベの仕事でも、夏に風呂なしの生活を住まい手さんに我慢してもらうのはかなりの負担。
仮設のプレハブバスを庭に置いて使ってもらったこともありましたが、コストが高い。
最近は先にお風呂場だけを先行して仕上げて、リノベしながら、おフロを使ってもらえるようにしています。
ウチのリノベも夏だったので、おフロの工事を先にしました。

ただ、ウチの場合、実際にはおフロはそんなに急がなくても大丈夫でした。
というのも、このあたりには車ですぐのところに3つも温泉が。トラックで重い材木を運び込んで、リノベもしてヘトヘトになった足腰には、温泉がありがたかったです。