ガルバ屋根の暑さ対策

梅雨の晴れ間を縫って、屋根の工事が進んでいます。
屋根の素材はガルバリウム鋼板。
軽くて耐久性のある素材で、地震対策にもいいのですが、
夏の日差しで熱くなることが欠点と言えます。
でも、屋根の下に「通気層」をつくることで、日差しの熱を逃がすことができます。
一般的な通気層は30ミリあればいいとされていますが、こちらは60ミリ確保しています。

30ミリでもしっかり取れていれば良いと思いますが、現場で断熱材を屋根裏面に固定するのは、屋根の形によっては、とても複雑になってしまう箇所もあって、図面通りには行かないことがあります。
いろんな現場をインスペクションしていて、断熱材を押し込みすぎて通気層が潰れていたり、換気穴がふさがっていたりするのを見つけることがあります。
熱や湿気がそこに溜まり、濡れていたり、カビたりする原因となることがありますので、要注意です。

通気層は、夏の日差し対策以外に、室内から上がってきた湿気を排出する効果や、万一の雨漏りでも2重に防ぐ効果もあります。