峡南森林組合さんに挽いてもらったクルミ、さくらなどの広葉樹。
手持ちの車で運びます。
イトウタカシ木工房の1tトラックにタイヤの限界まで積むとこんな感じ。
乾いた材ならば、もうちょっと積めそうですが、なにせ湿った材なのでずっしり感がすごい。
手で触るとしっとり。
板材として、カウンターやテーブルに使えるようになるには、4,5年かかります。
トラックは一台しかないので、バンにも目一杯積みました。
結局4回くらい通って運び込みました。
そんなことができるのも、製材所からうちまで20kmほどの近さだから。
こちらに引っ越してきてから、産地に近いメリットを感じています。
この日は一緒に木を買った、中野の河合工務店の3代目社長さんと棟梁さんが製材所に。
ケヤキは木のなかでも「乾かないチャンピオン」。
「これを家に使えるようになるのは、次の代になってからかもね」
「きっと孫から感謝されるかも」
気の長い話になるので、子孫に買い付けの時の話をするために、記念撮影しました(笑)。
うちの裏庭に運び込んだ材をみんなで皮むき。
木の皮を残しておくと、虫が入ってしまうので、早めに剥いておくのが大事。
製材所の機械でほとんど剥いてもらったのですが、残った皮もしっかり取り除きます。
一枚の板がとにかく重いので、非力な私は薄い板材を専門に皮むき。
河合社長さんも東京から駆けつけて、みんなで皮むきしました。
みんなでワイワイおしゃべりしながらやるのが楽しい時間です。
皮むきが完了!
達成感あふれる笑顔です(笑)。
今はいろんなものをシェアするのが当たり前になってきたけれど、
材木シェアはまだ珍しいかも。
一人では出し切れないお金や、一人では途方にくれちゃうような作業も、
みんなでシェアすることで実現できるんですね。
こうして、信頼できる人たちでシェアできて、とてもラッキーでした。
これまでの材料置き場では足りず、急遽屋根をかけて、なんとか雨に濡れずに乾かせる場所ができました。
乾燥の目安は1年1センチだそうで、この板たちが乾燥するのは5年くらいかかります。
ただ南アルプスのこのあたりは、特に湿気が少ないのでもう少し早いかもしれません。
今回のように、森での伐採から関わることできるのは、とても幸いでした。
チップにならずに、末永く愛される家具や家の一部になってくれると嬉しいです。