しばらくサボっていた障子の張替えをしました。
まずは剥がし。庭でネコに見守られながら、濡れ雑巾で湿らして剥がし完了。
いつものように小麦粉で煮糊を作って、貼りました。
賞味期限切れの小麦粉も取っておくと役に立ちますよー。
(集中しすぎて、貼っている写真を撮り忘れた・・)
貼ったばかりはヨレヨレですが、糊が乾いた後に霧吹きで軽く湿らすとピーンと張ります。
この障子紙はレース編みのように透けていて繊細なので、カットするときはドキドキします。
「落水」といって水を落とすことで透かしが入る技法で作られた和紙。
いろんな柄があって、今回は小さな窓に麻の葉模様、間仕切障子には青海波の模様を使ってみました。
麻の葉模様は、雪の結晶にも見えたりして楽しいです。
普通、障子を閉めていると外の様子が見えないのですが、これはちょうどいい感じに透けて見え、レースのカーテンのようです。
この間仕切障子は引き違いだったのですが、壁に引き込むよう改造。
壁に引き込むと開口が広くなって、部屋が広がった感じが出ます。
壁に収まった戸を引き出すときに手掛けをつけるのですが、普通は金属の手掛けを使います。
でも、あまり良いデザインのものがない。そこで、戸を少し彫り込んで、革を使って「やわらか手掛け」をつけてもらいました。
閉めていても手掛けが並んでる姿がなんだかカワイイ。引っ張るとカラカラと懐かしい音を立てて障子が動きます。懐かしい真鍮のレール。はじめは吊り戸にしようかと思ったのですが、このレトロな感じが捨てがたくて真鍮レールにしました。