そもそも漆喰って?その2

日本では、海藻を煮た「のり」を使って、漆喰を扱いやすくしていると「その1」で書きましたが、海藻といっても種類は様々。
15年以上前になりますが、漆喰用の海藻を扱う吉田鉄五郎商店を訪ねて、千葉の外房まで行ったことがあります。明治時代から使っている、という煉瓦の釜のある平屋の工場でした。

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ギンナンソウの乾燥したもの

海藻といってもいろんな種類がありますが、漆喰に使ったのは銀杏草、角又(つのまた)と呼ばれる海藻で、太平洋の黒潮の通り道に生えていて、仙台物など、三陸産が最上品だと社長さんが言っていました。
市場に出回っている漆喰には、海藻糊を使わずに、MC(メチルセルロース)を添加しているものもあります。違いは、固まったあとに、フィルム状に残るか残らないか。
MCは、乾くとフィルム状になって、漆喰の呼吸を妨げてしまうが、角又は残らないので、漆喰が時間をかけて固まるのを邪魔しないのだと話してくれました。

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