体にいい家

自然素材というカタログをそのまま鵜呑みにすると間違った選択をすることがあります。
無添加と謳っているある漆喰メーカーの製品を調べたところ、原料メーカーの段階で添加物を入れていることがわかりました。ところが漆喰メーカーはそのことを把握していませんでした。原料メーカーも特に隠していたわけでもなく、当たり前に使いやすいように添加物を入れていたのでした。
こうした調査をするには、建築の知識とは別に、ある程度有機化学の初歩的なことや素材の製造方法を知っておく必要があります。

そもそもこうした調査をするようになったのは、アレルギーやアトピー、化学物質過敏症の方のための設計をするためには必要だったからですが、調べるほどに、第三の皮膚と言われる家が人の体や心の健康に深く影響しているということを教えられました。
ざっくりと「体にいい家」といっても、様々な側面があります。
私が大事と思うのは、2つ。
体に悪い影響を与えない素材、施工方法を選ぶこと
湿度や温度、日射などの環境をできるだけ自然な形で、設備だけに頼らずに設計すること
(パッシブなエネルギーの利用とも言います)